今回もレトロな機体の登場。
 ボーイングがモデル247の後に開発した野心作307 Stratolinerというとてもマニアックなチョイスです。
 この機体結果的には商業的に失敗しており生産数が極端に少なかった割には何と現存する機体がいます。
 '01年頃レストアされフライアブルな状態になりました。しかし翌年3月にシアトルで飛行中にトラブルに見舞われ、エリオット湾に不時着水し中破、再度レストアされ現在に至ります。
 そんな訳で幸い?WebMasterも実機を見る機会がありましたので、ジックリとこのモデルをチェック出来るというものです。

 基本的な構成は今までのモデルと変わらず、アンテナ、水平尾翼、ギア、プロペラ関係がプラ製であとはダイキャストとなっています。
 相変らず個体差でホコリの巻き込み、モールドの磨き不足、印刷のズレなど色々ありますが、まあいつものことなので…。

 今回もスケールが1/250と半端になっているので、従来の他社モデルと一緒に並べられないが、これが唯一のダイキャスト・モデルとなるので、貴重なアイテムといえば、そうなのでしょう。

 フォルムは概ね良いように思いますが、微妙な機首周りのラインがやはり少々違うかな?という程度で、今回も結構頑張っているな、という感じです。
 機首のオデコが寝ているせいか、コクピット窓のプリント位置が下にズレており何となく印象が変?
 14枚に及ぶ多面ガラスの再現にかなり苦心したと見えるが、正直余り似ていないのが残念です。
 しかし何と言うか、これを再現するのは相当厳しい作り込みが必要と思われます。
 窓のプリント位置に付いては個体差で若干の違いがあると思われます。

 プロペラは可動しますが、「軽さ」が個々に異なるので写真のような結果に。
 カウリング・フラップのモールドが少々うるさく感じるかもしれないが、プロペラを含めてエンジン回りは良い感じです。

 今回のモデルの「こだわり」は機首下面のアンテナ類で、強度上オーバースケールながら、これまた頑張ってます。
 普通に置いた状態だと継ぎ目も余り目立たないのが良いでしょう。
 
 翼の造作はシンプルかつ必要十分な作りで、平面形も正確。
 レジがNX1940となっていますが、これは第二次世界大戦前に実在したレジで、当時のこの機体の写真にも残っています。
 
 プラ製の水平尾翼は薄く、浅くシャープなスジ彫りが施されており、好感が持てます。
 
 垂直尾翼の形もほぼ正確で、胴体と一体形成の割には薄くシャープに仕上がっており、この辺りも大したものです。

 前2回で問題だった色合いも今回は当時の写真を見る限り、多分正しいのではないかと思われます。
 ただ写真そのものも退色している可能性があるので、全く当時の色を完全に再現しているのかは不明。

 ギアは至ってシンプルな作りだが、今回入手したモデルではここが最大のネックで、歪んでしまっていた。
 もちろんこれは個体差なので、全部がそうなっている訳ではないだろうが、パッケージを開封するまで確認出来ないので、如何ともし難いです。

 尾輪は胴体と一体成型で、タイヤ部分を塗り別けて再現しています。


 機首周りを除けば、今回も良好なフォルムを再現しているので、返すがえす細かな仕上げの粗が目立つのが惜しいです。

 もう少し丁寧に仕上げられていればかなりこうポイントなダイキャスト・モデルになるでしょう。

 いつもの台詞ながら、「今後に期待したい」です。
No.4 ボーイング 307 ストラトライナー
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