97式に続き、飛行艇の登場ですが、今回の機体もまた時代がかってます。
 イタリアの三発双胴飛行艇という今の目から見ると変わったタイプの機体です。
 第一次大戦後に登場したこの機体、当然WebMasterは実機を見たことありません(苦笑)。
 年代的にはモロに宮崎駿アニメ「紅の豚」の時代設定にはまります。
 当然アニメの設定作成時にこの機体を始め、同年代の航空機を参考にしたと思われます。
 遠くアドリア海のあの頃の空と海に想いを馳せながら、いつものようにモデルを見ていきましょう。

 流石にこの年代のカラー写真は残っていませんので、色調に関しては全く判りません。
 ただ残されているモノクロ写真から読むとブルーの色調はもっと濃かったのではないかと推測されます。

 パーツ構成は艇体と主翼は金属、その他の部分はプラ製となっています。

 フォルムは「まあこんなものなのかな?」という感じですが、如何せん判断基準になる資料が少なすぎます。
 写真で見た限りでは良いような気がします。

 主翼の平面系や表記類も判断不能です(汗)

 このモデルの「こだわりポイント」は主翼上のエンジンなのかな?と思われますが、Fiatエンジンの冷却部の網が再現されているのは、頑張ったかな?という感じです。
 プロペラは個々固さが異なり軽やかに回るものとそうでないものが混在しています。
 またエンジン支柱前にはラムエアタービン(?)も再現されています。
 主翼上部に埋め込まれた特徴的なコクピットは形など良いのですが、ベタッとした表現の窓は何とかならなかったのか?と思います…。

 艇体側面の窓配置は、数は合っているものの若干位置がずれているようです。
 2枚の角型大窓はもう少し前方に、後部の2個の丸窓はもう少し直径が大きく、もっと位置が高いのが正しいようです。
 また前方の4個の丸窓もやや直径が大きいようです。

 喫水部分の塗り分けももっと幅が厚く、ALA LITTORIA SAの表記は実際にはこんなに大きくはありません。
 どうも喫水部分からのバランスが崩れてしまっているせいで、チグハグになってしまっているようです。

 尾翼を支える桁の取り付け部分がややおかしくなっていますが、これは工作上の都合なのでしょうか?
 縦横の桁が一箇所にまとまっているのですが、実機の写真を見る限りでは繋がって見えませんが…。

 尾翼は大体良い感じで特徴的な3枚尾翼を良く再現しています。

 この時代の航空機は現用機には無い味を持っていますが、それを再現するのは並々ならぬ苦心があると思います。
 それに果敢に挑戦することに対しては脱帽です。
No.8 サヴォイア・マルケッティ S.66
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