その7:バッタものは本家を超えるか? Phoenix 1/400 JAS 777-200 (2005/05/16)

 今さらと言われればそれまでだが、長い間予告しておいて放置状態になっていたので、とりあえずまとめてみたいと思う。

 さて、このモデルも同盟系大手(笑)のPhoenix(PX)によるモデルな訳だが、GJが現在のようにPXやACのモールドをバンバン使い始めた初期のアイテムなのだが、これは逆流用のような感じでGJモールドを使用している。
 その為かPXからリリースされている777-200は今のところ、これ一点だけでネタ的には困らない筈なのに何故かその後が続かないのはモールドに起因するものなのかもしれない。
 比べてみるとギア・パーツは独自の仕様の物を用意してあり、その点では独自色を出しているのだが、敢えて変える必要があったのだろうか?

 JALに統合され、「なつかしの塗装」になりつつあるこの別名「ぐるぐる塗装」はモデル化するにあたっては最悪に近い難易度を持っていることで知られており、DWの正規品にしてタンポ印刷を諦め、デカール張りにしてしまったという因縁の塗装だ。
 このモデルでは果敢にタンポ印刷仕上げに挑戦しているのだが、印刷工程の都合上、どうしても「ぐるぐるストライプ」を分割しなければならず、その分割線を如何に目立たなくするか?というのがこの塗装の肝の部分になっている。
 このモデルでも苦心の跡が見受けられるが、重なり部分の色が濃くなったり、段差になるのは致し方ない。
 また若干のズレも発生しているが、これも目を瞑るしかないのであろうか?
 この後、HWから1/500の正規品として発売されたモデルでもやはり同様の問題点はあり、この塗装の不可避な部分ということなのだろう。
 あとストライプの色合いもやや微妙な色があるので、その点もちょっと…。

 このモデル固有の問題点としては幾つかあるのだが、まず専用化されているギアパーツがGJより作り込もうとした気概は感じられるのだが、少量生産のためか、簡易形成された型のせいでダルな仕上がりになっている。
 恐らく個体によっては歪みも発生しているのではないだろうか?
 また胴体に取り付ける際に接着剤が豪快にはみ出して、脚カバーの塗装皮膜を侵食してしまっていたのは残念。

 あと致命的(?)なのはスターボードコクピット下辺りに現れる「ぐるぐるストライプ」の先端の「跳ね位置」が違う。
 レドームに向けて丸く跳ねていなければならないのが、何故か日の丸の方へ伸びてしまっている。
 完全に考証不足である。
 というか普通に写真を見れば判りそうなものなのだが…。

 と、主に目立つところはそんなところなのだが、その他基本的なパーツ構成や塗装の質感はGJとそう変わらないというか、ほぼ同じなので特に問題はない。

 当然のことながら、国内の店頭では入手出来ず、海外からの通販、あるいはオークションなどでの入手となるので、手にとって確かめてから購入出来ないのが残念だが、探せば入手はまだ可能だ。
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