その7:HW1/500ハーキュリーズをチェック! (2004.05.07)
 最近HWの製品攻勢が輪を掛けてアグレッシブになっているように思えるのは気のせいだろうか?
 以前からコミューターやプロップ機の造作にはキラリと光るものがあったりするのだが、今回のL-100/C-130はどうだろうか?
 開発からかれこれ50年を過ぎた大ベストセラー輸送機C-130の旅客版L-100シリーズからストレッチタイプの-30がチョイスされているが、基本的なスタイルは軍用型と大きく変わるところは無い。
 独特のフォルムを持つこの世界中で見慣れた機体を果たしてどれだけ再現し切れているのかじっくりと見ていこう。
 (箱に使われている写真は何故か形式違いのVC-130Hのレジを修正して書き変えたもので、このモデルの機種ではない)
 パッと見た感じはなかなかこれは良いじゃないか?と思ったのだが、じっくりと実機写真と比べて見ると??と思える部分も幾つかあったりするが、僅か全長68mm程度のこのモデルに完全を求めるのは酷なのだろうか。
 この機種の特徴は機首と尾部の両端だと思うのだが、特に先端のレドームからコクピットに掛けての曲線と多面窓で形成されたコクピットの再現が「いかにハーキュリーズらしく見せる」ことが出来るかのポイントだろう。
 難易度の高い部分ゆえ、苦心の跡が窺えるが、ややレドームの形状がツンと突き出したような感じになっておらず、HC-130までとは言わないがやや上下に扁平なイメージに仕上がっている(HC-は側面がより扁平になっているが)。
 これにアンチグレアの塗り別けが拍車を掛けているいるようでますますそう見えてしまっている(実機とは微妙に塗り別けラインが異なる)。
 機首周りのフォルムは横から見た感じでは結構似ていると思うので、塗り分け線やコクピット窓の印刷位置によっては、より似て見えるのではないだろうか?

 尾部に目を転じると垂直尾翼のサイズがやや小さいような気がする。
 ついでに後部の切れ上がりから機体後端に掛けてのラインがやや長いのではないか? 多分切れ上がりの角度のせいだと思うのだが。
 ただこの辺りは個々の印象の持ち方で感想は変わってくると思う。

 あと両翼のエンジン間にある筈の増槽タンクが省略されているのが残念だ。

 何か冒頭から文句ばかりになってしまったが、このスケールにしてはかなり作り込んでいるいるし、どうもイマイチな面々の多いナローボディ・ジェットと比べるとはるかに出来の良いモデルであることは確かだ。

 それでは構成を見ていこう。
 当然のことながらNG規格で作られており、ギア周りは微細なパーツで組まれている。
 お約束のプロペラは回転式で風を送ってやればご覧の通り(一発調子が悪い個体だが・・・) 
 胴体と主翼以外はプラパーツ製でこれまたお約束として、未塗装の成型プラそのままの色で再現されているパーツがある。
 機体後部のローディング・ランプは一応開閉状態が選べるように別パーツ化されているが、キッチリとはまり込んでいるため、開けるときに傷が付く可能性があるの細心の注意が必要だ。
 特に限定品などのハイクオリティ仕様のアイテムでは無いので、その他は他のHW同様の仕上がりとなっている。
 翼の筋彫りは共通として、レタリング類は特に施されておらず、至ってシンプル。
 全体的にバランス良く塗られている感じで好感が持てるといっても良い。

 このSAUDIAの機体以降も同型機の各航空会社のモデルがリリースされているので、並べて見ても愉しいだろう。
 

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その8:プロップライナー、まだまだ続きます HW 1/500 SAUDIA Lockheed L-100-30 (2005.05.17)