
特集1:噂のモデルの真相は?! (2003.10.02)
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今ちまたで話題沸騰(?)の謎のダイキャスト・モデル「JAS MD-90 7機セット」の謎解きをしてみよう! ということで、出処を探るべく活動を開始したところ、とある方から情報とモデルの提供を受けることが出来ました。 この場を借りて厚く御礼を申し上げます。 |
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まずこのモデルに関して頂いた情報を整理すると次のようになる。
それではまずパッケージを開けてモデルを見てみよう。 |
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美しいブルーの箱上部にはMD-90シリーズの文字とJASのロゴサインとキャッチ・フレーズである「Good Speed Airways」の文字が入っている。 そして中には7段重ねのプラスチック製ケースがあり、それぞれブリスター・ケースにMD-90がそれぞれ収められている。 一号機のケースにのみ金属製のスタンドが添付されている。 各ケースは個々に分離することが可能で、順番も好きに組めるが、横向きの連結は出来ない。 またケース部品の接着強度が弱く、分離する時に剥がれてしまうことがあるので注意が必要だ。 ケースは引き出し式になっているが、開閉がスムース過ぎて持ち運ぶ時に中身が飛び出したりするので、これまた注意が必要だ。 各ケースには号機のプリントもあり、かなり手を掛けて作られている。 |
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一号機のケースにのみスタンドが入っているので、中身を展開すると、このようになる。 | ||||||||||
| さて、巷で囁かれている噂では「このモデルが何処製であるか?」が焦点になっているようだが、当サイトとしても独自の推理を展開したいと思う。 噂ではスタンドの形状からGJ製ではないか?という説が出回っているが、その辺りから検証してみよう。 |
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確かに←のスタンド全景で見ると非常にGJのスタンドに似ているのだが、支柱と台座の接合部分を見ると構造が異なっている。 本来支柱側の凸部分にもネジ切りした穴が開いており、そこに台座の底からネジを差し込んでネジ止めするのがGJのスタンドだ。 こちらはピンが出ており、それを台座側の穴で受けるようになっている。 支柱頂部のモデル差込ピンの形状も異なる。 |
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さてここで重要な事実の確認をしたい。 上の1、2番で述べた「中国線開設」時期だが99年3月に昆明線から始まっている。 すなわちこのモデルが配布されたのはこの時期の前後との情報が伝えられている。 さてその頃GJはどうだったか?というと、まだスタートして僅か1ヶ月程度の頃だ。 そしてその頃にGJにはスタンド取り付け穴が無い。 GJ用スタンドは99年末ないし2000年初頭の登場で、Qantas747-200の製造途中からスタンド穴が開けられたことから、GJとこのJASモデルのスタンドを関連付けるのはちょっと難しいのではないだろうか? 強いて言えば逆のパターンで、このスタンドを作ったメーカーがGJに売り込みを図り、同様のスタンドの納品を始めた。 というのであれば合点が行くのだが…。 では何処のモデルなのだろうか? と考えるにあたって、このモデルのスケールを検証したい。 このモデルには何処にもスケールが記載されていない。 現在1/400、1/500共にMD-90のモデルは発売されていない(記事執筆時)ので、既存のモールドでは無いのは確かだ。 実機とモデルの寸法からスケールを割り出すと、全長から見ると約1/490、全幅で見ると約1/476となる。
どんなスケールモデルでも必ずしも原図から起こして完全に縮小して制作される訳ではないので、若干の食い違いが出るのは仕方ないがやや幅が大きくないかと・・・?双方の間をとると1/483となる…。 因みに他モデルブランドのMD-80でスケールを出すとDWの場合、全長1/399、全幅1/400、HWでは全長1/512、全幅1/506となる。 やはりこの大雑把さ他のスケールモデルと比べても差が大きいとしか言えず、厳密なスケールモデルとは言えないような気がするだがどうだろう? そしてその後MD-90のダイキャスト・スケールモデルはどこからも発売されていないので、 単発物の純然たるノベルティ用モデル という線は揺ぎ無いと思う。 次にモデルの細部からこのモデルを検証してみよう。 実は検証する段階でひとつの推論を立ててみた、それは… 「このモデルはドラゴンのMD-80をパクっている?!」 というもの。 モデルの特徴はパーツの分割線と細部の筋彫りなどに出てくるので、その辺りを見ていこう。 |
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比較するにあたって、一番判りやすいのは各パーツの筋彫り部分と、パーツの分割部分だ。 まず水平尾翼を見てみよう。 上はJASモデル、下はDWのMD-80だ。 上下を比べると非常に筋彫りラインが似ている。 というか殆ど同じと言って良い位だ。 筋はJASモデルの方が太く深い。 素材は双方共に合成樹脂製だが、JASモデルの方がより柔らかい素材になっている。 |
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次に主翼上面。 こちらも前縁フラップの区切りが一箇所異なるだけで、ほぼ同一の筋彫りパターンになっている。 やはり筋の深さと幅はJASモデルの方が深く広い。 素材はDWは樹脂製だが、JASモデルは金属製となっている。 ただパネルラインの筋彫りは実機がその様になっていればモデルも忠実に再現すれば似てくるのは当たり前、と考えれば双方が似通っているのもどおりと言えない訳ではない。 |
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| そこで主翼下面を見てみよう。 これまた実に良く似ている筋彫りだ。 JASモデルにはギアが付かないのでその部分は埋められているのだが、何かそこが妙に浮いて見える。 DWの方はギアパーツがあるのでやや判り辛いが、その部分のパネルラインも相似形なのがお解かりいただけるだろうか? |
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そして最も特徴的な主翼と胴体パーツの分割部だがご覧の通りソックリだ。 DWは填め込み式でギアパーツと飛行姿勢パーツの交換が出来るように分割されているが、JASモデルには元よりギアがないのだから、敢えてこのような形状にする必要は無い筈。 さらに胴体側に表現されている主翼取り付け部のフィレットも酷似している。 |
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また機首下面を見ると、ここでも不必要なノーズギア・ドアのパネルラインが掘り出してある。 そして機首のフィンも双方共に再現されている。 一番右手はHWのモデルだが、その辺りはバッサリ切り捨てている。 |
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| ここまで見てきてお気付きだろうが、このJASモデルとDWとの間にはかなりの関わり合いが見て取れる。 そしてここに一つの決論を提示したい。 「JASモデルとDWのMD-80は兄弟同然の作りである」 なんじゃそりゃ?!と責められそうだが、検証作業を始めた当初はDWのMD-80をパクって作られたデッドコピーもどき?という推測だったのだが、途中で決定的な事実が判明して当初の推論が崩壊してしまったのだ。 それは「DWのMD-80のリリースは2001年7月である」という事実だ。 つまりJASモデルが頒布されたとされる時期の2年も後のことになる。 ではDWがJASモデルをパクってるのか?というのも余り考えられない。 もう一つの仮説として 「双方のモデルは同一工場製である」 という可能性もある。 あと一番スッキリするのは、実はこのモデルの製作時期がDWのMD-80以降というのであれば最も収まりが良いのだが、上の2番目の事実「中国のCD、DVDが添付されていた」ということから考えて、そんな半端な時期に配られたとは考えにくい。 よって結論が出たか?!と思えたのも束の間、またしても真相は闇の中へ隠れていってしまったのでありました(汗) お粗末さまでした…(^-^;) 2003/03/09 一部加筆改定 真相をご存知の方、このモデルを当時受け取った方など情報お持ちの方いらっしゃいましたらお知らせ頂ければ幸いです。 |
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| その2へ続く | |||||||||||
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