その4:限定品その甘美な響きの中に… (2005/05/12)

 限定品、その甘美な響きは所有欲を掻き立て、手を出さずにいられなくしてしまう魔性のことば。
 ダイキャスト・プレーン界ではあまりに多用され過ぎている感がなきにしもあらず、総アイテム限定品状態といっても過言ではないかもしれない。
 しかしながら、その限定数の魔術はこの地球上全体に散らばる数多のコレクターの思惑を邪推し、自らが手にするまでに狩り尽くされてしまうのではないかという強迫観念を植え付けるものである。
 時に読み誤りから手に入れ損ね後悔の念に駆られることもあるだろう。
 あるいは思わぬところでそれを見つけ歓喜の雄叫びを上げることもあるかもしれない。
 そんな限定品の数字のマジックに目を向けていると、時に不安と疑念が起こることもある。
 さて限定品と謳っているアイテムは数限りなくあったりするわけだが、果たしてその限定数は本当にその数だけしか無いのであろうか?
 時に限定数50個とか激しく抑えられた数のアイテムもあったりするが、実際問題としてはキッチリその数しかラインを回さないという訳は無いと当WebMasterは思っている。
 ダイキャスト・プレーンも言ってみればタンポ印刷による印刷物である。
 印刷の乗りを安定させるためのヤレ分や万一の出荷前の破損などに備えて若干の予備分など普通はあるであろう。
 真っ当な扱いをするのであれば、それらの余分は製品が出荷された後、処分されて葬られる筈なのだが、そこは中国のことである、時には闇に流れ思わぬ市場に登場することもある。
 いわば裏流通アイテムとして横流しされるわけだ。
 あるいは特に個数を限定されない通常アイテムであればそのまま上乗せされて普通に出荷されてしまうであろう。
 しかしである。
 ここに挙げたアイテムはそこそこタイトな個数に絞られた限定品で、特に設えられた専用化粧箱には750個限定と記されている。
 そしてコレクターにそれをアピールするために通し番号の入ったカードまで添付してあるのだが、それに記された通し番号は「807番」
 何ゆえ限定数750個のアイテムにそれを57も越える番号が存在するのか、責任者を問い質したいものである(笑)
 所詮この世界の限定品なんぞ、こんなものなのであろうか。
 疑心暗鬼に陥れられる魔性のアイテムである。
(C)Copyright 2005 www.go-airport.net All rights reserved